西海空の防空体制と第十二航空廠


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 ①西海海軍航空隊対空陣地等
 ②西海海軍航空隊終戦時艦艇位置
 ③西海海軍航空隊兵器・弾薬等保管場所
 ④西海海軍航空隊・第十二航空廠軍事関連位置
 ⑤第十二航空廠本部工場・工場転換調書

①西海海軍航空隊対空陣地等

  
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西海海軍航空隊対空陣地概略図

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西海空引渡目録地区図表

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大分市周辺航空写真
1947年4月米軍撮影

 西海空における大分市内及び周辺の防空部隊(終戦時)は以下の通りです。
 主な装備と部隊名を記載しています。

 ◎防空隊本部
 ◎九六式百五十糎探照灯or九六式百十糎探照灯
  小山隊・新井隊(構築中)・庭木隊(一部構築中)・田村隊(構築中)
 ◎九三式十三粍単装機銃・仮称四号電波探信儀三型・九六式百五十糎探照灯
  末藤隊(構築中)
 ◎四十五口径十年式十二糎高角砲
  松岡隊・松保隊(いずれも構築中)
 ◎四十五口径十年式十二糎高角砲・九三式十三粍単装機銃
  長谷川隊・西隊
 ◎四十五口径八九式十二糎七連装高角砲・仮称四号電波探信儀二型改二
  金本隊(構築中)
 ◎八八式七糎野戦高射砲
  花田隊・遠藤隊
 ◎九六式二十五粍機銃陣地(連装・単装)
  早川隊(一部構築中)・望月隊(一部構築中)・辻隊(一部構築中)・島田隊・旧二九隊(構築中)

 その大半が「構築中」が目立つのがお分かりいただけるかと思います。

 大分空襲で明野の高射砲部隊が応戦しなかったという記事を見かけますが、
 「応戦しなかった」のではなくて、応戦できるだけの体制や戦力が整っておらず
 『応戦できなかった』というのが正解だったのでは?と思います。

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◎米潜水艦魚雷(19-5-8 北海道)


 1942年製高雷速(48kt)
 調定深度 10feat
 頭部1943年製 炸薬270kg 312kg
 磁気起爆装置使用しあらず
 慣性式爆発尖 感度 約20度

②西海海軍航空隊終戦時艦艇位置

  
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西海海軍航空隊(大分基地)船艇位置図

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17米・14米特型運貨船概略図

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現在の大分港パノラマ画像・2017年管理者撮影

 大神基地にて昭和20年7月末頃に海底突入事故が発生した際、大分港に停泊していた飛行機救難艇が救助しましたが、ここに記載してある救難艇と思われます。

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西大分周辺航空写真
1948年1月米軍撮影

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西大分・石城周辺航空写真
1947年4月米軍撮影


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③西海海軍航空隊兵器・弾薬等保管場所


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西海海軍航空隊兵器・弾薬等保管場所位置概略図

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西海海軍航空隊・武器・弾薬・軍需品等引渡一覧


 西海海軍航空隊の兵器・弾薬等の保管場所は市街地を避けて、各地に分散して保管されていたのがわかります。
 また民間の施設にも保管されていたのがわかります。この一覧表に記載した引渡先は主なものしか記載していません。

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④西海海軍航空隊・第十二航空廠軍事関連位置

  
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西海海軍航空隊・第十二航空廠軍事関連位置図

 西海海軍航空隊の防空体制と第十二航空廠の工場位置・軍需品保管場所の図面を1つにまとめたものです。
 これらに付随する一覧表は下記の資料にまとめています。

 ※西海海軍航空隊・第十二航空廠軍事関連位置図
 (個別の詳細図面については省略しています。)

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第十二海軍航空廠・日出工場位置図

 現日出町内にあった第十二海軍航空廠・日出工場の図面です。
 自動車修理工場が主だったことがわかります。

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⑤第十二航空廠本部工場・工場転換調書

  
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工場転換調書・第十二海軍航空廠


 第十二航空廠本部の経営権を、実業家でもあり日出町長でもあった成清信愛に転換するという案の調書です。
 調書は海軍航空本部長から佐世保鎮守府司令長官と海軍省軍務局長及び同経理局長に送られた電文「航本第2775号」に記載されていました。
 調書の前の電文は以下の通りです。

 佐世保鎮守府司令長官殿
  航本第2775号
 昭和20年11月1日
           海軍航空本部長
 海軍省軍務局長殿
 同 経理局長殿

 航空関係工作庁転換調書の件送付
 左記工作庁に対する首題の件別紙の通
 追而第1回転換案送付の爾後決定となりし分(第2回)に有之為念
    記
 第12航空厰
 第21航空厰
 第21航空厰発動機部
 第21航空厰自動車部
 第31航空厰
 第31航空厰工員養成所
 沼津海軍工厰
 第2海軍技術厰音響兵器部
 川棚海軍工厰
 (別紙5部添)

 写送付先 横須賀、呉佐世保、舞鶴鎮守府司令長官
 第12、第21、第31海軍航空厰長
 川棚、沼津海軍工厰長
 第2海軍技術厰音響兵器部長
    (終)

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