各回天の性能


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 一型
 艇後半の機関部を九三式酸素魚雷三型から流用して作製。
 他に一型を簡素化して量産性を高めた一型改一・改二があります。

 二型
 ドイツのV2ロケットの燃料にも使用された劇薬である過酸化水素と水化ヒドラジンを燃料とする機関(六号機械)を搭載して、1500馬力40ノットの高速を狙った大型タイプ。
 操作は一型と比べて非常に簡単になり、かなり期待されましたが、六号機械の開発が難航し、過酸化水素も「秋水」のみ使用することを決定し、20年3月に開発を中止しました。

 三型
 二型にタービンを搭載したもの。
 同じ1500馬力を目指したと言われていますが、詳細は不明です。

 四型
 機関に二型と同じ六号機械を使用し、燃料のみ一型と同じ酸素と灯油に変更したタイプ。
 二型と同じく六号機械の開発難航により量産されませんでした。

 五型
 四型を一型と同じ大きさにしたもの。

 六型
 二型を一型と同じ大きさにしたもの。

 七,八,九型は資料がありません。

 十型
 九二式電池魚雷を中央部で切断し、操縦室を挿入した簡易型回天。
 航続距離、速力とも低く、航行中の艦船を襲撃することは不可能でしたが、酸素魚雷を転用した一型では不可能な機関停止による待機や、逆転による後進が可能で運用の柔軟性が増すと期待されていました。
 しかし、生産が間に合わず、実戦に参加することなく終戦を迎えました。

 軍令部が昭和20年7月に作成した配備計画案によると、昭和20年10月までに、504基の回天十型を全国に配備する計画でした。

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回天十型配備計画案
「回天隊配属状況一覧(回天10型展開配備案を含む)」二復資料 防衛省防衛研究所より。
(クリックすると拡大します。)

資料はこちら※別ウインドウで開きます。
 

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回天各型要目一覧表
(クリックすると拡大します。)


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